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Sharp EL-5160J (その1)

開発日和・・・を訪れてくださる方々がどのようなキーワードでここにやって来られるのか少々調べてみました。
一番の人気キーワードは、「Salesforce.com」や「apex , trigger」等でした。その中でちょくちょくと目に付くキーワードに「EL-5160J」があります。

SharpEL516_01

Sharp EL-5160J
(右は、EL-W516)

ということで、今回はSharp社製関数電卓「EL-5160J」をご紹介いたします。

何故か日本の関数電卓の広告では、○○関数などと利用できる関数や機能の数が表示されている場合が多いです。
このEL-5160Jは473関数とあります。凄い数ですね。

右の写真は、EL-5160JとEL-W516を並べて写したものです。
EL-W516は、まだ日本でEL-5160Jが販売される前にアメリカで販売されていたもので、内容を比較したところ機能的には同じものであると思います。
ただ、単位のコンバート機能では、EL-5160Jでは尺貫法などの単位変換も出来て面白いです。

たまに私も道のりの長さを表現するとき、「一町先を右に・・・」というふうに「町」という単位を使うからでしょうかwww。
ちなみに、1町は約109mです。

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hp 41CX (その2)

検索サイトで「HP 41シリーズ」を検索すると、結構検索結果に引っかかるのが、「ロケットガール」である。

ロケットガール本表紙

ロケットガール表紙

この「ロケットガール」は、1995年に発行されたライトノベル作品です。
発行は富士見書房(富士見ファンタジア文庫)。
原作は野尻抱介氏。
作品の内容は、女子高生がひょんなことから宇宙飛行士となり、その訓練風景から活躍を描いたSF作品です。

「ロケットガール」は、2007年にWOWOWでアニメ版が放送され、ライトノベルを読んでいない方でもアニメは観たという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

さて、HP 41CXのその2でこの作品を紹介したのは、この作品の中でHPの電卓が登場している場面があるからなんですね。

HP電卓ファンの方はもうとっくにご存知だと思いますが、アニメ版だと第二話「アッセンブリ -assembly-」にHP 41Cが登場します。

 

 

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HP 50g (その1)

開発日和・・・でも種々の関数電卓をご紹介していますが、今回は現在Hewlett-Packard社が販売をしている電卓の最高峰である「HP 50g」です。

hp50g01

HP 50g

CAS搭載のプログラマブル・グラフ電卓で、大きな液晶と少し丸みを帯びたケース形状が何ともいえませんwww。

このHP 50gは、私がアメリカで最初に購入したHP電卓の1つで、とても思い入れのあるものです(もう一つは、HP 35s)。

Wikipedia大先生によると、このHP 50gはHP 49シリーズの延長にあり、HP 49シリーズ最後のモデルという事です。

CPUにはARM (203MHz : ARMv4T)が使われていますが、何やら注釈として「clocked at 75 MHz by default, but can be adjusted by certain user programs」とあります。フムフム・・・。クロック周波数はデフォルトで75MHzだけど、プログラミング(多分コンパイルされた)を適切に組むと203MHzにオーバークロック出来るという感じでしょうか。

メモリは、2MBのFlashメモリ。そのうち768kBはユーザが利用できるとのこと。RAMは512kB、そのうち380kBはユーザエリアとして利用できるという事ですね。

液晶画面は、131 x 80 ピクセルの大画面で、コントラストも上々で見易い方だと思います。

RS-232C接続で機器間の通信が出来、PCとのデータ通信にはUSB接続で行えます。
ですので、PCでプログラムを組んでHP 50gに送り込み、計算を行っている方も多いのではないでしょうか。

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TI-95 PROCALC (その1)

Texas Instruments社の「TI-95 Procalc」という関数電卓です。
この電卓、ネットで情報を調べても、あまり情報が載ってないんですよね。特に、日本語で紹介されたページは殆ど見かけません。日本での販売はされていなかったのでしょうか?

TI95procalc02

TI-95 Procalc
(大きさ比較のため、Sharp PC-G850VS(下)と並べています)

1988年にテキサス・インスツルメンツ社から発売されたもので、関数電卓というよりは「ポケコン」という感じです。
「Procalc」とありますが、Professional Calculatorではなく、「Programmable Calculator」という意味だと思います。

大きさは・・・、非常に大きいですwww。左の写真でも分かると思いますが、写真下に写っているのは、現在Sharpから販売されているポケコン「PC-G850VS」です。このポケコンより大きいwww。これで関数電卓です!

液晶はドットマトリックス(16桁)2段で、PC-G850VSに比べると若干コントラストの面で見難いかな?って思います。

CPUは、Texas InstrumentsのTMC70011(8bit)。オリジナルはTMS7000シリーズ、そのCMOSタイプです。
(クロック周波数がまだ分かりません・・・orz。調べます・・・。)

ROMにHN61256(256kB)、RAMにHM6264ALP-15(Access Time 150ns、28DIP、8192-word x 8-bit High Speed CMOS Static RAM)と共に日立製のチップが使われています。ディスプレイ関連には、HD44780とHD44100が使われています。

これらチップは、「TI-74 Basic」というTexas Instrument社のポケコンにも使われていて、当時は高速だったのでしょうね(今は・・・、まぁまあですww)。

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HP 48GX (その2)

価格も安くなり、パーソナルコンピュータが手軽に購入できるようになっている現在、関数電卓やポケコンの必要性はなくなってきたのでしょうか?

開発日和・・・では、携帯も便利で屋外でも気軽に利用できる関数電卓やポケコンがまた昔のように利用されることは無いのかと考え、少しずつそれらの利用方法などを紹介していきたいと考えています。
まあ、最近ではスマートフォンもかなり普及し、私たちは既に最高級携帯型コンピュータを利用しているのかもしれませんけどねwww。

以前、「TI-nspire CX CAS」の簡単な紹介をしました(TI-nspire CX CAS(その1))。
そのときに紹介した問題、「Maximum Length of Pole in Hallway」を今度はHP電卓で解いてみましょう。
(上記リンク先からこのページには、ブラウザの「戻るボタン」で戻ってきてくださいね)

TI-nspire CX CASは、関数の定義や「見た目」など、Maxima等のPCで利用できる数学アプリケーションに非常に良く似ています。ですから、さほど使い方に難しさはありません。この点はさすがTexas Instruments!教育用電卓と幅の広い支持を受けているのは納得できます。

ではHPの電卓はどうでしょうか?
今回は、Maximum Length of Pole in HallwayをHP 48GXで解いてみましょう。

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